競馬情報会社が逮捕された5つの事例と詐欺被害にあった時の対処法

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競馬情報会社とは様々な趣向で予想された買い目を有料で販売する会社の事です。

あくまで競馬情報が有料で提供しているものは予想です。競馬に100%はありませんので、どれだけ自信がある予想で高額で購入したものであっても予想である以上は絶対に当たる保証はありません。

という事は反対に考えると、詐欺行為として競馬情報会社を訴えるのは、例えば高額で購入した予想が外れた時も難しいような気がしますよね?

しかし日本には競馬情報会社が詐欺行為などで逮捕された事例が数多くあります。まずは実際にあった競馬情報会社の逮捕事例の紹介と、もしも悪徳競馬情報会社に支払いをしてしまった時の対処法について紹介していきます。

競馬情報会社の逮捕事例

競馬情報会社の逮捕事例

それでは早速ですが、これまでにあった詐欺事例を紹介していきます。逮捕に至って経緯や背景などについても簡単に説明を加えていきましょう。

逮捕事例1:競馬には出来レースがある

秋田県警秋田臨港署は22日、秋田市の男性(65)が競馬のもうけ話で390万円詐取される被害にあったと発表した。

同署によると、14日ごろ、男性に競馬情報屋を名乗る電話があり、「競馬には出来レースがある」「3連単で1千万円か2千万円もうかる。1割を謝礼に払う」などと言葉巧みに誘われ、17日に指定口座に振り込んだという。特殊詐欺事件として捜査している。

出典元:産経新聞

悪徳競馬情報会社のあるあるの一つが「出来レース」や「八百長」を語ったもので絶対に当たるレースがあるという偽情報です。JRA公式で八百長はないと断言している以上、我々はそれに従って信じるのが筋です。

競馬に八百長はありませんし、もしも100歩譲ってあったとしても、競馬情報会社の人間にそれを伝える訳がありません。よって八百長や出来レースを謳って高額な料金を取ろうとするサイトは間違いなく悪徳競馬情報会社です。

逮捕事例2:計200人から1億円を騙し取る

競馬の勝ち馬情報料名目で金を振り込ませてだまし取ったとして、山口県警山陽小野田署などは15日、詐欺の疑いで、情報提供会社役員金木真英容疑者(40)=埼玉県三郷市戸ケ崎=ら5人を逮捕した。

同署によると、情報提供会社が運営する副業紹介サイトに登録された顧客の個人情報をもとに電話をかけ、全国の計約200人から総額約1億円をだまし取ったとみられる。

逮捕容疑は3月、島根県雲南市の農業男性(55)に「必ず高配当が得られる特殊レースがある」などと電話して信じ込ませ、情報料名目で4回にわたり計約250万円を振り込ませた疑い。

昨年10月、同署に山陽小野田市内の女性から「レースが中止になったと言われた。金が戻ってこない」などと相談があり、発覚した。

出典元:日本経済新聞

こちらも上記詐欺事例と似ていますが規模が違いますね。電話で必ず高配当が得られるレースがあると告げた理由はメールだと証拠が残るからです。証拠が残るメールよりも電話の方であれば後で水掛け論になる証拠を残せないケースが多いので、こういった詐欺の場合は電話を利用するケースが多いです。

上記詐欺事例が実際にあるように、電話番号の登録を求めてくる競馬情報会社の大半は詐欺を最初から考えている会社が多く、しつこい電話営業で延々と購入を求められますので十分に注意して下さい。

逮捕事例3:2億1300万円の詐欺被害

和歌山県警捜査2課は19日、和歌山市の60代男性が「金を振り込めば、必ず当たる競馬レースに参加できる」と勧誘され、約2億2千万円をだまし取られたと発表した。詐欺容疑で調べている。

捜査2課によると、男性は昨年11月20日ごろ、「シャイニーグロウ」という競馬予想会社の社員を名乗る男から「馬主を守るために必ず当たる『プライズレース』を扱っている」と電話があり、レースに参加するための会員登録をした。

その後「参加には預け金として800万円が必要」と言われ、12月初旬に約630万円を指定された銀行口座に振り込んだ。

さらに、実在しない「情報操作局」の職員を名乗る男と、シャイニーグロウの社員を名乗る男から「預け金の支払いは不正行為だった。発覚して調査される。調査を止めるために費用が必要」と言われ、昨年12月から今年3月までに、約90回にわたり10の銀行口座に計2億1300万円余りを振り込んだ。

男性は金を調達しようとした金融機関から「詐欺ではないか」と言われ、19日に和歌山西署に相談し、被害届を出した。

出典元:スポニチ

こちらも電話で絶対に当たるレースがあるという謳い文句です。こちらの詐欺が一味違う点は八百長ではなく「馬主を守る為に必ず当たるレースがある」という一味違う謳い文句であるという点ではないでしょうか。

預け金の支払いを止める為の費用などあろうはずがありません。こういった年配の方を騙す為にはメールよりも電話の方が手っ取り早いのでそちらを選んでいると思って良いでしょう。やはり電話は危険です。

逮捕事例4:怒羅権メンバーを逮捕

うその競馬情報で現金をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策2課は1日までに、詐欺の疑いで東京都江東区亀戸、職業不詳三浦信太郎容疑者(25)を逮捕した。同課によると、容疑を否認している。

組対2課によると、三浦容疑者は中国残留孤児2、3世を中心に結成された組織「怒羅権(ドラゴン)」メンバーで、組織内の日本人グループに所属している。

逮捕容疑は昨年7月ごろ、大阪府枚方市の男性会社員(55)に電話をかけ「確定レースで必ず当たる。配当は950万円になる」とうそをつき、同8月末までに6回にわたり、計200万円を口座に振り込ませて詐取した疑い。

組対2課は既に詐欺容疑などで他のメンバーら10人を逮捕している。

出典元:スポニチ

悪徳競馬情報会社は以上の詐欺事例の怒羅権のような、半グレ集団が経営を行っている場合も多くあります。その為にも何度も説明していますが、特定商取引法に関する記載を十分にチェックする必要があるのです。決してきちんと明記していないサイトは利用しないようにしましょう。

逮捕事例5:30億円の詐欺被害

千葉県警は3日、競馬の勝ち馬を高い確率で的中させるなどと偽り情報料名目で金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、競馬情報提供会社、元社長、大多和孝良容疑者(41)=同県市川市=ら7人を再逮捕した。

県警によると、いずれも容疑を否認している。大多和容疑者らのグループによる被害は全国で総額29億円に上る可能性があり、県警は組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の適用も視野に捜査を続ける。

再逮捕容疑は平成26年8月から昨年5月にかけ、競馬情報を提供する意思も能力もないのに、虚偽の的中実績を記したチラシを送るなどして、横浜市鶴見区の無職女性(78)ら4人から情報料などの名目で計約68万円をだまし取ったとしている。

県警は1月14日、同様の手口で4人から計約190万円をだまし取ったとして大多和容疑者ら13人を逮捕した。県警は再逮捕しなかった6人の捜査を任意で続ける。

出典元:産経新聞

総額29億円越えを膨大な被害総額を出した競馬情報会社。悪質会社は数多くのサイトを同時進行で運営しているという特徴があります。1つのサイトでは稼ぐ事が出来なくても、色々な自社サイトで回していく事で膨大な利益を出していくという戦法という訳です。

悪徳競馬情報会社が逮捕される条件

悪徳競馬情報会社が逮捕

上記で逮捕事例を紹介してきましたが、競馬情報会社が逮捕されるには詐欺で立件するのが一般的です。詐欺に遭ったという事を証明する事が大変であり、これが証明出来ない事から、悪徳競馬情報会社に騙されても訴える事はもちろん、お金を返してもらう事も出来ないのです。

刑法246条
1.人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
2.前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

上記で紹介した逮捕の実例を見てみると「絶対に当たるレースがある」といった文言や「八百長レースを知っている」などの明らかな嘘で多額のお金を騙し取っていることが分かります。そういった例では詐欺罪が適用sれますので逮捕に至るという訳です。

もしも悪徳競馬情報会社に騙されたら?

どれだけ気をつけていても悪徳競馬情報会社を利用してしまうという事は大いに考えられます。もしも騙されてお金を取られてしまったらどうすれば良いのか…対処法について紹介していきます。

証拠を残しておく

まずは証拠を残しておくという事が大切です。悪徳競馬情報会社は基本的にはメールでは八百長や勝利が確定しているレースがあるなどの情報は流しません。電話が大半ですが、電話であっても録音しておく事はとても大切です。

競馬情報会社の方から「八百長レースがある」や「勝利が確定しているレースがある」などと電話口で言われたら100%詐欺。録音しておけば決定的な証拠となりますので、怪しいと感じたらきちんと対策しておくのが良いでしょう。

弁護士の介入

もしも被害に遭った後であれば弁護士に介入してもらうのが一番手っ取り早い方法です。法律の専門家である弁護士を介入させることで、悪徳競馬情報会社もそこまで大きく出る事ができず、示談金という名目で今まで使ってきた費用を返還してもらう事が出来るかもしれません。

なかなか自分一人では費用の返還まではいかないと思いますので、そういったケースではプロに任せるのが鉄則です。弁護士の名前を出しただけで及び腰になる悪徳会社は多くあるでしょう。

まとめ

競馬情報会社が実際に逮捕された事例や対処法を紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。事例を見てみると、全て明確な嘘や詐欺がはっきりと断定できているというのが分かるかと思います。

このように明確な詐欺を証明できない限り、競馬情報会社が悪徳であると断定できても逮捕できるケースは少なく、実際に詐欺に遭ってしまったお金が戻ってくる事も少ないというのが実情です。

という事はどうしたら良いのか…その答えは簡単。最初から悪徳競馬情報会社など利用しなければ良いのです。このサイトに投稿されている記事を読めば悪徳競馬情報会社と距離を置く事ができ、絶対に利用しないようにする事も可能です。是非他の記事もお見逃しないように!

詐欺被害にあった時の対処法を知りたい方は競馬予想会社を訴訟して裁判で勝つ・返金させる方法を伝授をお読みください。

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