競馬の予想サイトや、情報サイトではメールアドレスで会員登録をすることが多くあります。メールで情報のやり取りをするため必要不可欠なサイトもありますが、中には迷惑メールを送るためにアドレスで登録をさせている悪徳サイトも数え切れないほど多くあります。
「完全無料で予想を提供!」「無料会員になれば全てのコンテンツが使い放題!」
など利用者としては「無料なら登録してみようかな」と思わせるような文言で登録を促していますが、簡単に登録をしてはいけません。きっと今まで登録したら急に迷惑メールが増えたという経験をした人も少なくないと思います。
そこでこの記事ではメールアドレスが流出することの危険性や、登録する時に危険性を少なくする方法、迷惑メールが来た時にやっていけない行動を紹介します。
競馬情報会社に登録して迷惑メールが来るのは何故?
現在ネット上に存在している競馬予想会社の9割以上が何かしらの悪徳会社だと言われています。適当な予想を高額で売りつけるというのが基本的な手口ですが、最近では個人情報を集めるためにサイトを運営していることも珍しくありません。
昔では住所や本名、年齢など個人情報が必要なこともありましたが、警戒している人も増えたためそのような情報が必要になると無料でも登録をする人はかなり減りました。
次に流行しているのがメールアドレスの入力だけで会員登録を行うというサイトになります。これは優良サイトでも使われている手法であり、登録する時には必ずと言っていいほど必要になります。
実は悪徳サイトはそのメールアドレスを利用してお金を稼ごうとしています。メールアドレスだけでは個人情報は流出することはありませんが「このメールアドレスは競馬予想サイトに登録をする人」という情報が付与され、それだけで十分な価値になります。
そのメールアドレスなどを他の悪徳サイトに売買したりすることで利益を上げているのです。特に全ての情報が無料と言っているサイトは逆に怪しく悪徳の可能性が非常に高くなります。その理由は他に利益に繋がることがないからです。
サイトにアフィリエイト広告などを貼り、それで利益を出しているサイトもありますがその場合は登録の必要もないので、かなり安全ですね。広告も貼っていないのに無料ということは利益が0になってしまいます。それではボランティア活動と同じですよね?そのためメールアドレスを大量に仕入れて他のサイトに流している可能性があるのです。
迷惑メールの危険性
全員がそうではないですが、競馬予想サイトに登録するということはお金に困っている人も多いのが現実です。どうにか競馬で少しでもお金を増やしたいと思い登録をする人もいらっしゃると思います。
悪徳サイトはその人の心に付け込んで「簡単にお金が稼げる!」と言ったような内容の迷惑メールを送って来たりもします。少し興味があってクリックすると実はスパムメールで知らない間にウィルスが送り込まれて、個人情報が抜き取られているということもあります。また勝手に有料サイトに登録されていたり、クリックした瞬間に膨大な利用料を請求されたりもします。
もちろん登録していないのに請求されることは不当なため支払い義務はないですが、対応するのはとても面倒になります。
「ただメールが送られてくるだけ」と軽い気持ちでいる方もいるかもしれませんが、間違ってクリックしてしまった時の対応を考えるとかなり大変なことになります。また送られて来るメールの数がとても多いため、必要なメールを見つけることが困難にもなります。
迷惑メールが送られてくるようになったら最悪そのアドレスは破棄せざるを得ない状況にもなるため軽視せずにしっかりと対策をすることが必要不可欠になります。
競馬情報サイトに登録する時の危険性が少ない方法
上記でも説明しましたが悪徳サイトだけではなく、優良サイトデモメールアドレスでの登録が必要になるケースが多くあります。さらに、登録の時点で悪質なのか優良なのかを見極めることはとても難しいため、メールアドレスでの会員登録はどうしても必要になります。
では迷惑メールが来ないようにするにはどうすればいいのか。実は来ないように防ぐことは不可能です。スマホならキャリアごとにフィルターをかけて迷惑メールが来ても表示されないようにすることは可能ですが、来ないようにすることができないのです。
そこで対策方法としては迷惑メールがもし届いても問題ないアドレスを用意することです。普段から使っているスマホのアドレスの登録は絶対にしないようにして、PCなどで新たに適当なメールアドレスを登録、作成し競馬予想サイトに登録するようにしましょう。
そうすればもし迷惑メールが届くようになってしまっても簡単に破棄できるため、危険性を減らすことができます。どれだけ優良に見えるサイトだとしてもまずは新たに捨てアドを作成しそれを登録するようにしましょう。
迷惑メールが届いた時にやってはいけないNG行動
新たに作成したメールアドレスで登録をしていればそこまでの危険性はないですが、最近では悪徳サイトの手口も巧妙になってきているため、誤って普段から使っているアドレスで登録を行ってしまった人もいらっしゃると思います。
迷惑メールが届くようになった時にやってはいけない行動があるのでご紹介していきたいと思います。もし届いても焦らずに対処していきましょう。
NG行動その1:迷惑メールの内容を信じる
迷惑メールでは会員解除が行われておらず年会費が発生していますとか、料金の支払いが済んでいませんなどの内容で振り込みなどをさせようとして来たりしますが、身に覚えのない請求は無視するようにしましょう。
内容を信じてしまうと、焦って電話をしたり振り込んだりしてしまうので注意が必要になります。怪しいと思ったらメールを開かないことが第1ですが、万一開いてしまった時は本当に正当な請求なのかをしっかりと確認する必要があります。
一度そのメールを閉じて、しっかりと事実確認を本当に支払いの義務があるのかどうかを調べましょう。
NG行動その2:貼られているURLをクリックしない
2つ目のNG行動は迷惑メールに貼られているURLを絶対にクリックしないことです。実は迷惑メールが送られてきている段階では、悪徳会社はまだメールアドレスしか情報を得ることはできていません。
しかし、特定のサイトにアクセスさせることで被害が出るような設定が施されていたり、ウィルスを送るような設定がされている可能性があります。
またクリックしたという行動も大きな情報となるため、今まで以上に迷惑メールが送られてくる可能性が高くなります。「このメールアドレスの持ち主は、迷惑メールを送ったらURLをクリックする人」という認識になり、さらに集中してターゲットにされてしまいます。
またクリックしたことで勝手にソフトがインストールされ料金を請求されたり、クリックしたことでサイトに登録されてしまうこともあるため、怪しいと思ったメールのURLは絶対にクリックしないようにしましょう。
NG行動その3:迷惑メールの返信、転送
最後のNG行動は迷惑メールへ返信することや転送してしまうことです。転送するということは知り合いにも個人情報が流出するかもしれない危険なメールを送っているということになるので絶対にしないようにしましょう。
また面白がって返信をする人もいますが、その行動も絶対にやってはいけません。URLのクリックと同じように、迷惑メールに返信をする人という認識を持たれてしまい。送られてくる数が増える危険性もあります。
URLのクリックは誤操作の可能性もありますが、返信はミスではなかなか無いと思います。返信しても良いことは何もないので絶対にNGな行動の一つです。
迷惑メールが来るようになった時の対処方法
警戒していてもどこからかアドレスが流出して、迷惑メールが大量に送られてくるようになった時は先ほども言いましたがアドレスを破棄することが最も手っ取り早い方法となります。
そのアドレスを全く使わないようにすれば間違ってURLをクリックする心配はなくなります。しかし、今まで実用的に使用していたアドレスだとまた別のアドレスを登録する必要があったり、知り合いに新しいアドレスを教える必要があったりと面倒な手間もかかってしまいます。
迷惑メールを自動でブロックしてくれる機能があったりもしますが、もし付いていない時やアドレスを変えたくない時にはちゃんとした相談センターに連絡するのも一つの手だと思います。迷惑メールを軽視せずにしっかりと解決するようにしましょう。
まとめ
今回は競馬情報会社から迷惑メールが届いた時にやってはいけない行動を3つ紹介させていただきました。まずは危険を冒してでも登録をする価値があるサイトなのかを考えること、もし登録する時は普段使っているアドレスではなく新たに捨てアドを用意すること、もし迷惑メールが送られてきても不用意に開かないこと、URLをクリックしないこと、返信や転送などをしないことが必要になります。
それでも悩まされている時はそのアドレスの利用を破棄して利用をやめるか、ブロック機能を使ってみたり、相談センターに連絡してみたりすることが必要だと思います。
どれだけ警戒していても巧妙な手口によりアドレスが流出してしまうこともあります。もし迷惑メールが届くになった時も冷静に行動し、最悪の事態は避けるようにしましょう。
また競馬予想サイトに登録した後は迷惑メールが届くことがあるかも?と警戒していることも重要になると思います。もし変なメールが届いても「これ迷惑メールの可能性が高いな」とすぐに思えるかどうかは大きな違いがあると思います。悪徳サイトが横行している今の環境では登録=迷惑メールが来ると思っていた方が良いかもしれませんね。
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