国に認められている公営ギャンブルである競馬は100円や1000円の馬券が数万、数十万、場合によっては数億円になることもあるギャンブルです。宝くじの場合は完全に運に左右されますが、競馬の場合は腕を磨けば的中率や回収率をアップさせることも出来るため、稼ぎやすいギャンブルでもあります。
しかしながら、競馬で大きく勝つのは簡単ではありません。長年競馬をやり、毎日のように馬券を購入している人でも3連単やWIN5を的中させるのは非常に難しいのです。競艇の場合、1つのレースに出るのは6艇ですが、競馬の場合は1つのレースに最大で18頭が出走します。また、競艇は機械であるのに対し、競馬の場合は競走馬であるため、よりその不確定さが強まることとなります。レースに出走する競走馬のデータを調べるだけでなく、競走馬の血統や調教タイム、馬場状態、距離適性、騎手、天候、競馬場、コースなどの様々な要素が予想に関わってくるため、精度の高い予想を行うことだけでも非常に困難になるのです。
このような競馬予想のためにはどうしても過去に行われたレースのデータが必要となります。1つ前に開催されたレースを調べるだけなら簡単ですが、それだけでは予想をすることは出来ないため、どうしても更に過去まで遡って膨大な量のデータを得る必要が出てきます。とても一人で集めきることは出来ないような量のデータになってしまうため、1つのレースを予想するだけでもかなり大変になります。
そんな状況を改善するために登場したのが競馬情報会社です。競馬情報会社は競馬の予想情報を提供している会社で、競馬予想会社や競馬予想サイトなどとも呼ばれることがあります。
競馬情報会社はインターネットで検索してみればわかる通り、実に数多くの競馬情報会社が存在しています。しかしながら、星の数ほど存在している競馬情報会社の中で優良競馬情報会社と言えるのはほんの一握りの会社しかありません。では、その他の競馬情報会社は一体何なのかというと、詐欺まがいのことをしてユーザーからお金をむしり取る悪徳競馬情報会社です。
悪徳競馬情報会社にひっかかってしまったら、高額を騙し取られてしまうこともあり、競馬で儲けるどころでは無くなってしまいますよね。実際、悪徳競馬情報会社に騙されて悔しい思いをしている競馬ファンも少なくないのです。
そこで今回は、そんな悪徳競馬情報会社に引っかからないために、悪徳競馬情報会社が行っている詐欺手口について、そして見分ける方法について詳しくご紹介させていただきたいと思います。これから競馬情報会社を利用してみたいなと考えていた人や、現時点で競馬情報会社を利用しているものの、全く稼ぐ事ができないどころかお金を競馬情報会社に吸い取られているような気がする…そんな風に悩んでしまっている人も是非この記事をチェックしてみてください。もしかしたらあなたが利用しているその競馬情報会社は、悪徳競馬情報会社かもしれません。
悪徳競馬情報会社の典型的な5つの詐欺手口
それでは早速、悪徳競馬情報会社の典型的な詐欺手口についてさせていただきたいと思います。テレビなどでニュースを頻繁に見ている人ならば「競馬情報会社が詐欺、ユーザーから金を騙し取り逮捕」などのニュースを見たことがあるという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは悪徳競馬情報会社による詐欺のほんの一部でしかありません。このように警察に逮捕され、はっきり「詐欺」と認められるということは、しっかりと詐欺の証拠が残っており、詐欺が立証されたということです。
つまり、逮捕された悪徳競馬情報会社は証拠が残るような方法で詐欺を行っていたということですが、全ての悪徳競馬情報会社が証拠を残す訳ではありません。
言ってしまえば、逮捕された悪徳競馬情報会社は詐欺が下手だったのでしょう。詐欺の証拠を残していたため、詐欺罪で逮捕されることとなってしまいました。全てがこんな悪徳競馬情報会社ばかりなら、今頃悪徳競馬情報会社は無くなっていることでしょう。
そう。現在でも存在している悪徳競馬情報会社は非常に巧妙な手口を使い、捕まらないギリギリのラインでの詐欺を繰り返しているのです。だから逮捕されないし、このような悪徳競馬情報会社による被害が後をたたないのです。
この記事でご紹介するのは、明らかに「詐欺」だと断言することが出来る悪徳競馬情報会社の詐欺手口です。このようなことを行っている競馬情報会社があれば、それは間違い無く悪徳競馬情報会社なので、間違っても利用しないようにしましょう。もし既に利用してしまっているという人は、メールを拒否するなりメールアドレスを変更するなりして一生関わらないようにすることをオススメします。
悪徳競馬情報会社の詐欺手口その1「クレジットカードの現金化」
クレジットカードの現金化を持ちかけてくる…そんな競馬情報会社は間違いなく悪徳競馬情報会社なので注意しましょう。なぜ競馬情報会社がクレジットカードの現金化を持ちかけてくるんだ?と不思議に思っていらっしゃるかもしれませんね。
悪徳競馬情報会社は、高額な有料情報を売りつける時に「お金がない」というユーザーに対し、クレジットカードを現金化して有料情報を購入するように持ちかけてくることがあります。悪徳競馬情報会社は異常なほど高額な情報を売っているのも特徴で、数十万円から数百万円という、嘘のように高い金額を提示してくることもあるのです。
この他にも、さんざんそのサイトで有料情報を購入したにも関わらず外れてばかりで、熱くなり冷静さを失ってしまっているようなユーザーに対して高額な情報を売りつけようとしている時などにクレジットカード現金化を持ちかけてきます。
注意したいのは、このようなクレジットカードを持ちかける時には税理士や会計士、ファイナンシャルプランナーなどの国家資格を持つ人物を紹介することもあるということです。しっかりした肩書の専門家を紹介されたことで「信頼できる」と安心してしまい、クレジットカードの現金化を行い、高額な情報料を支払ってしまい、多額の借金を背負ってしまった人も存在しています。
悪徳競馬情報会社の詐欺手口その2「八百長レース」
競馬情報会社に最も多いのが八百長レースを持ちかけるということでしょう。八百長レースとは勝敗がすでに決まっているレースのことで悪徳競馬情報会社は「このレースは八百長レースだから絶対に勝つ事ができる。情報を◯◯万円で買わないか?」などと持ちかけてきます。
これについては、八百長レースは存在しないとJRAが公式ホームページで断言もしています。
《JRAからのお願い》
『前もって結果が決まっているレース』は存在しません。
また、不正なレースを行うことは競馬法で固く禁じられており、レースは厳しい監視のもとで行われています。
前もって結果が決まっているなどといった広告・宣伝・勧誘に騙されないよう、くれぐれもご注意ください。
なお、最近では悪質業者が運営しているサイトへの誘引を図る勧誘メールを不特定多数の方に配信する事例も報告されておりますのでご注意ください。
八百長レースは存在しませんので、くれぐれも注意しましょう。
悪徳競馬情報会社の詐欺手口その3「的中実績の捏造」
悪徳競馬情報会社は的中実績を当たり前のように捏造しています。悪徳競馬情報会社の全てがこの的中実績の捏造を行っていると思っていても問題ありません。
サイトに掲載している的中実績を捏造していることもありますが、抽選式にしたり、ある情報のページだけを「完売してしまった」「アクセス集中により閲覧出来ない」という状態にし、レースが終了した後で、その情報がさも的中したように的中実績として掲載するのです。
悪徳競馬情報会社の詐欺手口その4「詳細を掲載しない」
競馬情報会社を利用したことがある人やサイトを見たことがある人は「全額返金保証」という文言を見たことがあるのではないでしょうか。
全額返金保証のある競馬情報会社は少なくありませんが、悪徳競馬情報会社の場合、一体どの様に返金するのか、どんな条件で返金するのか具体的に書いていません。
そのため、レースが不的中だったから保証してほしいとユーザーが申し出ても「条件外だから保証は適用される、返金は出来ない」と何かしらの条件を付けて保証を拒みます。
悪徳競馬情報会社の詐欺手口その5「個人情報を売っている」
悪徳競馬情報会社の中には、無料情報でユーザーを釣って、個人情報を悪徳業者に売っているところもあります。このような会社に登録してしまうと、無料情報はもらえないか、もらえても全く的中しない適当な情報で、しばらくすると山のような迷惑メールが入るようになります。
電話番号を教えてしまうと、悪徳な勧誘電話がかかってくるかもしれませんのでくれぐれも注意しましょう。
悪徳競馬情報会社の見分け方
悪徳競馬情報会社なのかどうかを見分ける方法の中でも簡単なのが、ドメイン取得日を調べるということです。
ドメインを取得しなければサイトをリリースすることは出来ないため、ドメイン取得日というのはそのサイトの誕生日みたいなものなのです。
「ドメイン年齢」というフリーツールを利用すればドメイン取得日は簡単に調べることが可能です。このドメイン取得日を見ることで、そのサイトが的中結果の捏造を行っているのかどうかをチェックすることが出来ます。新しく出来たサイトを見つけたらこの方法でチェックしてみるといいでしょう。
まとめ
以上、悪徳競馬情報会社の詐欺手口と見分け方についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?中には優良競馬情報会社も存在していますが、まずは悪徳競馬情報会社に引っかからないようにすることが大切です。
今回ご紹介させていただいたような手口を使ってくる競馬情報会社は明らかに詐欺サイトですので、くれぐれも利用しないように注意しましょう。
コメント