競馬の情報会社が運営しているサイトでは、高い的中率を目玉に会員や情報を買わせようとしていますが、信憑性に欠けるものがほとんどで、信用してはいけません。
世の中には多くの悪徳競馬サイトが存在していますが、その中の一つの手口が的中率を偽装し、あたかも馬券が当たっているかのように見せる手法です。
的中実績と同じように、的中率も全く信用することはできないため、鵜吞みにすることを危険と言えます。
そこで、この記事では競馬情報会社が公開している的中率が嘘で、信用ができない理由について詳しく解説していきたいと思います。競馬予想サイトのことを深く知りたいという人は是非参考にしてみてください。
競馬情報会社が言う的中率とは?
競馬には収支をつける時の手段として「的中率」と「回収率」の2種類があります。的中率とはその名の通り、どれだけの確率で馬券が当たっているのかを指します。例えば10レース分の馬券を買って3つ的中すれば、的中率は30%となります。
次に回収率ですが、これは的中率に関係なく、お金の増減を表しています。1万円からスタートして、10レース分の馬券を買って1回しか当たっていなかったとしても、2万円になっていればそれは回収率が200%になっているということになります。
的中率だけを考慮しても、マイナス収支になることもあるため、ただ当たればいいという訳ではありません。競馬にはトリガミという言葉もあるくらいで、的中してもプラスにならないことは珍しいことではありません。
しっかりと回収率をプラス域にすることが、勝っているということになりますが、回収率だけを意識すると、今度は多くの軍資金を用意する必要があります。
そのため、競馬では的中率の高さと回収率の高さの両方を狙う必要があるのです。これは毎回ちゃんと収支をつけないと分からないので、馬券を買った時には結果がどうだったのかをメモしておくようにしましょう。
競馬情報会社の的中率が信用できない3つの理由
競馬情報会社では、多くのサイトが的中率の高さを売りにしています。利用者としては当然馬券が良く当たっているサイトを使いたいと思うのが当たり前だと思います。そこで、悪徳サイトの多くは的中率を捏造し、いつも馬券が当たっているように偽装するのです。
サイトを見て「的中率15%超え!」と言われても誰も利用しようとは思わないですよね?「的中率80%超え!」と言われたほうが試したくなるのが心理だと思います。
しかし、そこが悪徳サイトが狙っていることなのです。ほとんどのサイトで掲げられている的中率は嘘の数字なので、信用することは絶対にやめましょう。その理由について以下で詳しく解説していきたいと思います。
的中率が信用できない理由その1:証拠が何もない
的中実績についても同じなのですが、的中率80%超え!と言われていも、その証拠は何もないのです。さらに厄介なのが、それを確かめる方法もまた存在しないのです。
高額で売られている有料情報を全て購入して、本当に的中率がその通りなのか調べることはできますが、現実的ではないですよね?それを悪徳サイトも理解している為、偽装をしても問題ないと思っています。普通に考えて的中率が80%を超えるというのはもはやエスパーの領域だと思います。どれだけ凄い予想家でもそんなに簡単に馬券を当てることはできません。
話が逸れてしまいましたが、的中率は確かめることはできないですが、逆に言えば証明することもできないということです。高いお金を出して予想を購入するのなら、しっかりと証拠を見せても良いですよね?しかし、悪徳サイトで証拠を見せれるサイトは一つもありません。それは本当は的中していないからです。
また、口コミサイトなどで、実際に利用している人たちの意見を見て、ある程度の的中率を調べる方法もありますが、これも現実的なことではないのです。
その理由は、口コミサイトで書き込まれているコメントもすでに嘘のものが多いからです。競馬予想サイトにおいて、口コミは会員を集められるかどうかの重要な要素になるため、サクラを雇ったり、自作自演で良いことだけを書き込んでいるケースが多くあります。
時には悪徳サイト自ら口コミサイトを運営し、自分のサイトだけ良く言って、他のサイトを酷評していることもあります。もはや、ネット上の情報は何も信用することはできません。最終的に信じられるのは自分の予想だけなのです。
的中率が信用できない理由その2:無料情報ですら当たらない
2つ目の理由は無料情報すら当たっていないことです。有料情報を販売している競馬予想サイトの多くは、お試しで無料情報を入手できる場合があります。なるべくなら登録すらしたくないですが、登録が必要なことが多いですね。
しかし、実際にこの無料予想を利用してみても、全くと言っていいほど当たらないというのが現実です。中には有料情報を買ってくれれば当たりますよ!と言ってくるサイトもありますが、本当にそうでしょうか?
無料情報は、当たれば利用者が増えるかもしれないとても重要なものです。ここで外れれば、有料情報を買おうと思うことはないですよね?それくらい、競馬予想サイトの無料情報は大切なもののはずです。
その無料情報ですら当たらないのであれば、きっと有料情報を買っても当たることはないでしょう。素人が適当に馬柱だけを見て選んでいるので当たり前といえば当たり前ですね。そのような状態でどうやって高い的中率をキープすることが出来るのでしょうか?
さらに、中には80%どころか90%を超えると記載されているサイトも多くありますが、そんなに当たるのなら情報など売らずに自分で馬券を買ったほうが儲かると思いませんか?
わざわざ誰かに教えてオッズを下げるくらいなら、誰にも言わずに自分で馬券を買い続けた方がお金が増えると思うのは自分だけでしょうか…90%以上の的中率をキープできるのなら、今頃億万長者になっていますね。
的中率が信用できない理由その3:実は人気上位馬の複勝
中にはほんとうに馬券で80%を超える的中率になっているサイトもありました。しかし、よく調べると1,2番人気の複勝を毎回のように2点買いしていたのです。
1番人気馬が複勝圏内に来る確率は全体でみると62%程度言われています。ということは1番人気の複勝を買い続ければ的中率は必然的に62%になります。さらに、2番人気の馬も抑えておけば確かに80%くらいの的中率になることは出来ますね。
言わなくてもわかると思いますが、これでは大損になってしまいます。1番人気の複勝はよくても1.5倍くらいでしょう。さらに、ダントツの能力を持っている競走馬なら1.1倍、最悪1.0倍になることも珍しくはありません。
嘘は言っていないかもしれませんが、ほぼ詐欺ですよね?上記でも説明しましたが、競馬はどれだけ的中率が高くてもプラス収支になるとは限りません。そのため、競馬情報会社の的中率は信じてはいけないのです。
悪徳競馬情報会社が使う他の詐欺手口
上記で競馬情報会社の的中率が信用できないことは分かっていただけたと思います。しかし、中には的中率を売りにしていないサイトも多く、他の手口で騙されてしまうこともあると思うので、一部の手口を紹介したいと思います。
詐欺手口①:全額保証
悪徳サイトの中には全額保証を全面に押し出しているサイトもありますが、これにも注意が必要です。「情報を購入してもお金を返してくれるならやってみようかな」と思いがちですが、全額保証がお金だと思い込んでしまっていることが問題になります。
恐らくサイトを隅々まで調べればどこかに記載されていると思いますが、全額保証をポイントで還元するとなっているはずです。
同じサイト内で新たに情報を入手できるポイントで保証されるのです。悪徳サイトが適当に予想したものをまた購入できても嬉しくないですよね?お金で返すとは絶対に記載されていないはずです。また、但し書きで条件が付けられていることもあります。なんだかんだ言い訳をして、お金の返済はしないので注意が必要です。
詐欺手口②:無料情報
無料情報をお試しで提供しているサイトが多いと言いましたが、この無料情報にも注意が必要になります。多くは登録が必須になっており、中にはちょっとした個人情報を入力させるサイトもありますが、これが狙いです。
住所や電話番号、名前にメールアドレスなど、個人情報を集めて他のサイトに売っている可能性もあります。登録したメールアドレスに、見覚えがない競馬サイトから勧誘メールが届いた利することもありますが、これが原因だと考えられます。
無料情報でサイトの実力を試そうと思う人は多いと思いますが、9割以上が悪徳サイトと言われている競馬予想サイト界では、むやみに登録をすることは控えるべきです。
詐欺手口③:的中実績
やり方は的中率と同じですが、サイトに記載されている的中実績についても全く信用することはできません。
的中実績を見ると80万円的中!とか中には100万円を超える的中実績を記載しているサイトもありますが、どのサイトも実際の馬券を載せていることはなく、適当なテキストで書かれたものばかりです。
簡単に捏造することは可能で、こちらの証拠が全くない嘘なのです。本当に当たっていればすごいことですが、確実に詐欺なので信用しないようにしましょう。
まとめ
今回は競馬情報会社がサイトに記載している的中率について詳しく解説していきました。確実に嘘の数字になっているので信じ込まないようにしましょう!
冷静になって考えてみてください。競馬はそんなに簡単なものではないですよね?意外な競走馬が上位に来たり、来ると信じていた競走馬が着外になったりと波乱の展開が多いこそ競馬は面白いと思います。
その波乱を全て見抜くことは不可能です。逆に高すぎる的中率を全面に出しているサイトがあった時には絶対に利用しないことをおすすめします。
コメント